モバイルコンピュータを見る視点

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モバイルコンピュータと言っても、人により使い方はさまざまで、最善のスタイルはないと思います。私がモバイルコンピュータを見る視点は、重量電源データの3つです。

重量 - (キーワード:車移動、屋内移動、電車移動)

重量が軽いにこしたことはありませんが、車移動や屋内移動(自宅内、オフィス内移動)の場合は、3kg級のノートパソコンでもOK。とくに屋内移動が主なら、重くてもフロッピーディスクドライブやCD-ROMドライブ内臓タイプのほうが便利。逆に、電車移動が主の場合は2kgでも辛く、可能なら1kg前後の機種がベター。

電源 - (キーワード:移動先使用、車移動、移動中使用)

バッテリーも長時間もつにこしたことはありません。ただ、持ち運ぶが、移動中はほとんど使わず、移動先の電源があるところで使用するという人も多いはず。この場合、バッテリーが何時間持つかは、あまり意味がありません。むしろ、ACアダプタの大きさと、その重量が重要。また、車で移動するなら、移動中に充電することもできます。逆に、車以外の移動中に使うことが多いのであれば、バッテリー持続時間はもちろんのこと、乾電池で動く機種にしておくと、バッテリーが切れた時、買い足せるので安心です。

データ - (キーワード:やりとり、変換、一元化)

モバイルコンピュータと別に、据置型のパソコンも併せて使う場合、相互にデータのやりとりが発生します。方法として、ケーブル接続や赤外線通信というのもありますが、毎日の作業となると、結構めんどうです。フラッシュメモリーカードを介したやりとりのほうが快適です。また、データをやりとりする場合、動作するアプリケーションが異なってしまうと、データの変換作業が必要です。できるだけ、同じアプリケーションが動くように考慮するか、テキスト形式のような、汎用性の高いデータで管理する必要があります。

こうしたわずらわしさを考えると、1台ですべてこなすことができれば、それにかなうものはありません。

モバイルコンピュータは本当にサブマシンとして魅力的なのか?

デスクトップや据置型のノートパソコンを持っていて、さらにポケットコンピュータに興味がある人も多いはず。技術的興味ならいいのですが、すべてのコンピュータに役割を与えて、実用的に使いこなそうとすると、それなりに大変です。

1人1台がベスト

やむを得ず2台のマシンを使い分けるならともかく、無理して2台のマシンを使う必要はないと思います。理由は、データの管理が大変になるからです。一元管理はやはりラク。パソコンは、1人1台がベストで、1人2台になると、かえって使いにくくなると思います。2台にする余裕があるなら、同じ機種にして、非常時のバックアップとして考えたほうがいいでしょう。

紙の手帳やメモは便利

手書き認識やコンパクトなキーボードの技術がずいぶん進んでいます。しかし、紙の手帳やメモの機動性、瞬発力にはかないません。そもそもメモは、すぐに捨ててしまうような類のデータですから、デジタルデータに変換する必要がありません。これまで捨てていた情報を、何かに活かしていこうというような積極的理由でもない限り、メモを手書き認識させるなどという労力は、意味がありません。

機種選び

モバイルコンピュータにも、いろいろな種類のものが売り出されるようになりました。選べるのはうれしいのですが、選ぶのに大変な労力がかかるようになりました。

ノート - 3kg前後

省スペースな据置型のパソコンとして使われることが多くなっています。電車での持ち運びには不向きですが、車移動や屋内移動がメインならこれで十分。フロッピーディスクやCD-ROMドライブが内臓されたものが、収まりがよくて便利でしょう。
最近では、デスクトップとの価格差が減ってきた(12〜15万円の機種もある)ので、デスクトップをやめてノート1台にすることも可能です。

サブノート - 2kg前後

電車でも携帯できるは、このクラスからでしょう。しかし、移動中、どこでも使用できるというものでもありません。移動先で、電源を借りて使用するというのが、最も一般的な使い方になると思いますので、ACアダプタのサイズもチェック要。
スケジュール管理ソフトが添付されていたりしますが、このタイプのノートパソコンを持ち歩いていて、スケジュールの確認をしようなどというのは、よほどスケジュールがあいている暇な人しかできません。紙の手帳のほうが便利でしょう。

ミニノート - 1kg前後

レッツノートミニや、リブレット、インタートップなど。これならいつでもどこでも使えそうな気になりがちですが、バッテリーが大したことないので、オプションのバッテリーを予備に持つなりなんなり、工夫とお金がかかります。
また、そこまでやっても、ポインティングデバイスが使いにくかったり、キーが打ちにくかったりと、使いこなすにはそれなりの労力がかかります。
本当に、移動中に使う必要があるのか検討しておかないと、単なるおもちゃになってしまいます。スケジュール管理がメインなら、紙の手帳のほうが便利でしょう。

ポケット - 500g前後

カシオペアやモバイルギア、オアシスポケット、200LX、ザウルスなど。いつでも使おうとするなら、バッテリーの持続時間や、乾電池が使えるかなどをチェックする必要があります。また、外出先で電子メールのやりとりをしたいのなら、モバイルギアがお薦めです。
ザウルスは、スケジュール管理などの管理機能に優れていますが、紙の手帳に勝るメリットがあるのかどうかの検討も必要だと思います。
ザウルスを除いて、この分野のユーザーは、マニアが多く、いくら「便利」だといっても、使いこなすまでに相当の苦労があった可能性があります。

現在の私

これまで、NEC のPC-9801NSL、Let's NOTE mini、NEC のPC-9821Ltなどのサブノートパソコン、オアシスポケット3(ポケット)と使ってきました。それぞれ、いいところも悪いところもありましたが、現在はモバイル機器を使っていません。

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