卒業

卒業は10%未満

 いままで、通信教育を比較的肯定的に見てきました。しかし、通信教育は基本的には本を読んで勉強する独学です。誰も教えてくれません。厳しいのです。
 どんなに簡単な事でも、それを本を読むだけで理解しようとする事は難しい事です。時間がかかります。ましてや、大学のテキストはそれを書いている本人さえもわかっているのかどうか怪しいようなものもあります。読んでもわかりません
 学習の進め方も、いつも自分一人で考えていかなければなりません。おいそれと進むものではありません。楽ではありません。
 こうしたことから、入学手続きを済ませて晴れて入学した人のうち、実際に卒業するのは、1割もいかないと言われています。
 私が、通信教育課程に入学してたいへん印象的だったのは、入学式の時に講演をされた教授が、「もし私が通信教育課程をやっていたら、卒業できなかったかもしれない。」と言われたことでした。
 それにはいろいろな意味が含まれています。自由ですが、孤独な学習の継続が必要とされる事。読書中心の学習になる事。多くが働きながらの学習になる事など、学習条件が通学課程とは違うのです。

入試を受けよう

 もしあなたが、高校を卒業して、大学の受験準備をしようとしているなら、ぜひ入学試験を受けて通学課程に入学すべきです。見事合格できたなら、多少高いかもしれませんが、払えるものなら授業料を払うべきです。
 通信教育課程は、入試には通らないが、どうしても入りたい学校がある。仕事が昼間あるので通学できない。高くて授業料を払う事などできない。地方に住んでいるので通学できない。というような場合には良いでしょうが、そうでなければ、入学試験を受けて通学課程に入学するほうがいいでしょう。4年間で確実に卒業できる実績・確率とも、通信教育課程より優れています。

いますぐ通信教育を始めよう

 とはいっても、通学は入試が難しいですし、社会人では時間の制約もあります。それに比べれば、「いつでも、どこでも、誰にでも」気軽に入学できるのが、通信教育でした。
 高卒以上の学歴と、志願書を書く手間と、通学に比べるとわずかな費用がありさえすれば、いつでも入学できるのです。大学生になれるのです。
 始めたからといって、何かに拘束されるわけでもありません。教科書の配本が終われば、年間5万円の学費を払い続ければ、退学にもなりません。12年間在籍しても許されるのです。休学もできました。
 何の気なしに始めると、案外続くかも知れません。とにかく何の準備もいらないのですから、気軽に始めてみようではありませんか。

おわりに


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